映画・テレビ

2008年9月 4日 (木)

椿山課長の七日間

41ye51ytkvl_ss500 去年、浅田次郎さん原作の「椿山課長の七日間」を読んだのですが、主人公と私の共通点が意外に多く、明日はわが身の心境で読破しました。

ストーリーは、客先の接待中に倒れ、急逝したサラリーマン椿山がたどり着いたのは「中陰の世界」。ここで天国へ行く人、地獄へ行く人が分かれるのですが、設定が「役所」のようで、非常にコミカル。名前も戒名で「○○居士さ~ん」などと呼ばれる描写がなんとも斬新です。

まだ小さい子供、始まったばかりの住宅ローン、その他もろもろの未練を現世に残してきた椿山は、特例として3日間だけ現世に帰ることを許されます。但し、生前とは全く違う姿になり、それが自分であることを知られてはいけないルール。破ると「こわいこと」になりますよといい含められ、それでも強く現世行きを志願した椿山は、絶世の美女、和山椿として生まれ変わります。椿山のほかによみがえりを許されたのが、まだ幼いままに夭折した「蓮くん」とヤクザの親分「武田」。この3人が織り成すドラマを、コミカルに、ちょっと泣かせながら、浅田次郎さんの世界で描いていきます。

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これがなんと、昨年DVDとなったんですな。ちょうど「地下鉄に乗って」がヒットしていた陰でひっそりと映画化したわけですが、主人公、椿山に西田敏行、現世に帰った姿には伊藤美咲という、私的には「おっ!」なキャスティング。しかし、「地下鉄に…」がイマイチな出来、以前には宮部みゆきさんの「模倣犯」の映画化で原作ぶち壊しのショックを受けたことから、小説の映像化を見るのは勇気がいりました。

しかし、全編見終えてからの何と心地よい感動。志田未来、須賀健太という二人の天才子役の演技も手伝って、映像の中にぐいぐい引き込まれて行きます。

ラスト近くで蓮くん演じる志田未来の絶妙の表情(この子、表情の作り方が絶品ですね)、椿山の父親役、桂小金治の落語界の大御所らしい貫禄の台詞回し、そして小説中のクライマックス、生前椿山が想いを寄せた恋人と和山椿が部屋で飲み明かすシーン。全編にコミカルな要素をちりばめながら、ポイントではしっかり泣ける、そんな映画でした。もちろん、まったく原作通りというわけには行きませんが、原作の雰囲気を壊すことなくアレンジしてくれました。

監督は「古畑任三郎シリーズ」の河野圭太さん、久々にいい映画を見ました。

映画評論家でもないのに生意気なこと書いてすいません。

でも、伊藤美咲さん、綺麗ですよね。

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