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2007年11月 4日 (日)

鉄道博物館潜入ルポ PART5

鉄博の展示車両ご紹介もそろそろ佳境に入ってきました。今回は

5.全国に広がる特急網

です。

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昭和50年代の上野駅16番線ホームでのあいづ~ひばりの折り返し運転のためのヘッドマーク付け替え作業です。この頃の私はカメラを抱えて上野駅に到着する車両を撮っていた「鉄道小僧」でした。

この485系は前回登場した181系と外観はそっくりですが、交流・直流区間をスルー運転できるため、四国を除くほぼ日本全国の電化幹線で見ることが出来ました。

この時代、各地で電化が推進され、特に交流電化はコストが直流電化に比べかからないため、東北本線、北陸本線、鹿児島本線などで採用されました。このため直流専用の車両だと運転領域に限界があるため、交直両用電車の必然性が生まれ、特急形車両のスタンダードとして登場したのが481、483系です。

交流電化の周波数は50Hz、60Hzの2種類があるため当初は北陸本線の「雷鳥」「しらさぎ」用に投入された60Hz用481系と東北本線の「ひばり」「やまびこ」に投入された50Hz用483系を統合して両区間で使用可能な485系が登場しました。これに伴い昭和43年10月のダイヤ改正時に登場した「白鳥」は大阪~新潟~青森間、直流~交流60Hz~交流50Hzの3電源スルーの超ロングラン運転が可能になったわけです。485系が今でも活躍し続けてるのは、こうした柔軟性の賜物なんですね。

尚、展示はモハ484のパンタグラフ周辺の碍子群や*デッドセクションの架線も見ることが出来ます。

(*デッドセクション=無電区間;直流~交流、または異電圧切り替え時に設置する特殊な架線設備。常磐線取手~藤代間や北陸本線敦賀~南今庄間など)

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この時代は「急行列車」も黄金期にありました。前述485系と同様、交直両用電車の455系。東北、北陸、山陽~九州路線で活躍しました。今では急行列車自体が数少なく、当時急行運用に就いていたこの455系始め165系や58系気動車はその後ローカル線の普通列車運用に格下げされ、現在では次第に新型車輌に淘汰されその姿はほとんど見ることが出来なくなりました。

このクモハ455-1も東北本線でカラーリングも白地にグリーン帯に塗り替えられ、普通列車として頑張ってましたが、鉄道博物館開館に合わせ廃車、色も昔懐かしいローズピンクとクリームのツートンに戻りました。車内にも入ることが出来ますが、座席モケットの色が違うのと入口付近がロングシートになっているのが残念。ただ中で弁当を食べることが出来るので、当時駅弁を座席で頬張りながら旅をした思い出が蘇るかも?

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現在でも走っている「あけぼの」のヘッドマークをかざしたこちらはED75形交流電気機関車。東北地区でのスタンダードなタイプの機関車でしたが、最近は「北斗星」「カシオペア」の牽引機で知られるEF81の進出によってその範囲は貨物輸送中心になっています。

本日これまで。次回は

6.新幹線の誕生

行ってみましょう。

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コメント

交直急行といえば、田舎に行く時に「ときわ」でお世話になりました。
165系の湘南カラーよりも455系などのクリームと小豆色のツートンの車両の方が、遠くへ行くってイメージを持っています。
ED75775は奥羽線で現役の頃、撮った覚えがあります。

投稿: シービー | 2007年12月23日 (日) 16時54分

>シービー様
そうですね。あずき色の列車は冬の時期はいつも雪を乗せて上野駅に入ってくるんですよね。そんな姿が「遠くからきたんだな」という情緒を掻き立ててくれるんでしょう。
現役時代に会った車両がここに静かに眠ってるのを見るのは複雑でしょう。もうモーターは回さないし、吊り掛けの音を響かせることもないんですよね。

投稿: swallow angel | 2007年12月23日 (日) 22時05分

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