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2007年11月 2日 (金)

鉄道博物館潜入ルポ PART3

今日は、【ヒストリーゾーン】から

3.特急列車の誕生と通勤輸送の始まり

の展示車両をUPしましょう。

Dsc00001

名機、C51は華やかな展示車両群からやや離れたところに、ぽつりと置かれています。

初の国産大型機関車で、その歴史は華やかな栄光に彩られています。

昭和5年、東京~神戸間の特急として誕生した「燕」の初代牽引機でそれまでの特急「富士」が10時間近くかけていた東京~大阪間の運行時間を一気に2時間半短縮し、8時間20分で走破します。これにより「燕」は超特急と呼ばれるようになります。このスピードアップの背景には、C51を中心としたエピソードが2つ残っています。

C511   

まず、蒸気機関車では給水のために何キロ置きかに停車を必要としますが、C51燕は機関車テンダの後ろに給水車(ミキ20)を連結したことにより、給水停車を無くしました。

もう一つは、補機の連結です。

当時の東海道線は、山線と呼ばれる現在の御殿場線ルートを通っていたのですが、この区間は勾配が急なため、補機を必要としました。これを連結・開放する時間が必要だったのですが、C51燕は何と、御殿場付近で走りながら補機を開放したんです。まさにアクロバット!

ここから国鉄のスピードへの挑戦は始まっていたんですね。

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「燕」がスピード重視の超特急とすれば、この「富士」は、今で言う「カシオペア」のような存在、全車両が1、2等客車で統一されています(「燕」は1~3等すべて連結)。

マイテ39は一等展望車、展望デッキはもとより車内はロビーカーになっており豪華な内装が施されています。「カシオペア」はこれの復活とも言えましょう。

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日本初の鋼製車体客車オハ31です。

山陽本線で起きた脱線事故では多くの死傷者を出し、木製車体のもろさが露呈した形となり、これをきっかけに車体の鋼製化が進んでいきました。

しかしながら鋼製化は耐久力向上の反面、重量増につながるというリスクもあるため、これ以降の課題は「軽量化」となります。

戦時中の鉄源不足から一時木製車体は復活したものの、現在ふたたび鋼製車体は当たり前になっています。

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クモハ40形は通勤電車の完成形に近い形となって登場しました。

大阪地区の片町線(現在の学研都市線)と城東線(同大阪環状線)の電化に伴い投入された20m級車体の電車で、東京地区では京浜線を皮切りに各線に大量に投入されました。

この形式が基本となってやがて63系~73系~101系と進化を遂げ、現在に至ります。

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「貴婦人」C57は広大なヒストリーゾーンのセンターに飾られています。まさにこのゾーンの主役ですね。

「富士」「かもめ」始め日本の主要幹線の優等列車を牽引し、この135号機は国鉄最後の旅客列車を牽引したことでも知られています。

その優美な姿は国鉄蒸気機関車の最高傑作と称えられ、C62やD51と並び、最も人気のある機種です。

現在もこの仲間は1号機が「SLやまぐち号」に、180号機が「SLばんえつ物語号」に運用されています。

今日はこの辺で。

次回は

4.大量輸送と電化時代

の展示車両をご案内します。

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コメント

こんばんは~~

念願の鉄道博物館へ行ったのですね~
一日では時間が足らないのではありませんか^^?

山口では季節限定ですがD51が走ってますよ~
子供達が小さい頃に乗りましたが
情緒あっていいですねぇ~

投稿: オバはな | 2007年11月 2日 (金) 23時19分

>オバはな様
う~ん確かに。年間パスポート買っちゃおうかな?
この日も閉館まで3時間しかなかったので、駆け足で回りました。
「SLやまぐち号」が近くを走ってるんですよね。いいな~。
静態保存で味わえない音や匂いがライブ感を煽りますね。

投稿: swallow angel | 2007年11月 3日 (土) 00時16分

いいですねぇ。鉄道博物館!!
こないだ「アド街ック天国」で特集されたのを
見て、直は「明日行こ!! 飛行機乗って行こ!!」って
のたまってました。
当然の如く、ソッコー却下です。
でも私も行きたい!!って思ったのは事実なんで
是非是非行きたいと思っています。
2泊3日全部「鉄道博物館」くらいの勢いで行かないと
全部堪能出来なさそうですね。

投稿: まなみ | 2007年11月 3日 (土) 00時43分

おはようございます。ブログをアップした後、パソコン下の床でクタバッてました。久々のコメントでスミマセン。
臨場感があっていいですね。解説を入れていただけるんで、実際に行った時に助かります。
写真を見る限り本当に空いていそうですが、他の人たちは別の場所で遊んでいるのでしょうか?

投稿: キハ181つばさ | 2007年11月 3日 (土) 07時33分

>まなみ様
奈良からは結構ありますね。でも一見の価値ありだと思いますよ。観光バスに乗ったご一行様、多く見かけました。鉄道博物館を絡めたツアーなんかもあるかもですね。ご覧になるのであればゆっくり時間をかけて頂きたいです。
アド街はそちらでも放映してるんですね。大宮といってもどこにあるかピンとこないのでは?

投稿: swallow angel | 2007年11月 4日 (日) 00時27分

>キハ181つばさ様
お疲れ様です。行き倒れ状態までお仕事頑張っておられるんですね。
解説になってるかはわかりませんが、思い入れを書いてます。実際に行かれた時は、是非思い入れで楽しまれてください。
ヒストリーゾーンは空いてる方だと思います。お子様は豆電車、おっさんはシミュレーター、奥様はお土産ショップで多く見かけました。いい分散です。

投稿: swallow angel | 2007年11月 4日 (日) 00時32分

自分が見学に行ったときには、展望車にテールマークは付いてなかったでした。
やっぱりこうやって、テールマークが付いてないと、何か間抜けな状態でした。
C57135は北海道で現役の姿を見ている機関車の一つです。

投稿: シービー | 2007年12月16日 (日) 17時49分

>シービー様
展望車のテールマークを富士にしたことでぐっとコンセプトが上がりましたね。私は勿論生まれてませんが「燕」「富士」は星飛雄馬と花形満ばりのライバルだったんでしょうね。
C57135は岩見沢区で最後まで生き残った機関車ですね。さすが貴婦人、どこから見ても美しいです。

投稿: swallow angel | 2007年12月16日 (日) 21時24分

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